ダメージの仕組み解説！

　インフレが進んだ現在では100億単位のダメージが当たり前となっていて、もはや1～2億程度は誤差となってしまいました。
　なんとなく専用武器を使って、コスモを使って、覇双や羅刹や魔銃を使うだけで何百億というダメージが出せてしまいます。

　でも、そこからさらにダメージを伸ばすにはどうしたらいいのか？ そもそも現在の装備で出し得る最高のダメージが出せているのか？ これらの疑問を抱いたことはありませんか？

　ダメージの仕組みを知れば、今よりも高いダメージを出すにはどの武器を狙えばよいのか、どの武器に優先的にスキル素材を使えばいいのかが分かり、効率的に育成を進めることができます。
　EXクエストに挑戦する際にもこれを知っておけば、ぎりぎり火力が足りない時にどうすれば良いのか分かっていることで攻略にひと役買う可能性だってあります。

　ログレスを遊ぶ上で知ってて損はありませんから、ぜひ最後まで読んでいってくださいな。

ダメージリミット

　ログレスというゲームには「ダメージリミット」というものが存在します。これは文字通りあらかじめダメージに上限が設定されているということです。

　ダメージリミットの初期値(一番最初の一切何も育てていない状態)は9,999がダメージリミット=ダメージの上限に設定されています。
　なので、どれだけキャラや装備を育てても本来はこの9,999を超えるダメージを出すことはできません。

　え、じゃあ何で100億ダメージとかを平気で出せてるの？ と疑問に思うことでしょう。
　一部の武器や防具にこのダメージリミットを高くする効果が付いているので、それらを活用することでこの9,999の壁を超えることができるのです。

　下の画像はハンマーだけを装備し、素のダメージリミットで攻撃した時のスクショです。
　私はすでにキャラクターを育ててしまっているので9,999を全然超えてしまっているのですが、素の状態では何億というダメージに遠く及ばないことは分かると思います。

　下に小さく出ている”Limit”という文字は、ダメージリミットに達しているよ、という意味です。

　ダメージに上限があるのは分かった。通常の状態ではダメージの上限が低いこともわかった。

　それなら何百億というダメージを出すにはどうすれば良いのだろう？ というか、さっきの話では9,999が上限のはずなのにいきなり6万ものダメージ上限になっているのはどうして？
　こんなふうに新たな疑問が出てきているだろうと思います。お察しのとおり、ダメージ上限を上げる方法がいくつかあります。

武器スキル

　スキルによって、個別のダメージリミットが設定されていて、同じ人でも使う武器によって出せるダメージの上限が変わります。

　ログレスが武器ゲーといわれる理由のひとつですね。だいたいのスキルにはダメージリミット＋〇〇％と書いてあって、そのぶんだけダメージリミットが高くなります。

　これは先ほどの画像で使っていたハンマーのスキル説明。

　少し見づらいかもしれませんが赤線が引いてある部分に「ダメージリミット＋60％」と書いてあります。
　これは、このスキルで攻撃するときにダメージリミットが60％上昇するよ、という意味です。

　例えばこの「ホーリークルセイド」というスキルで攻撃した場合、元々のダメージリミット9999+スキルによる上乗せのダメージリミット5999(=9999×60％)で合計15998のダメージが出せるということになります。
　この＋〇〇％の数字が大きいほど高いダメージが出せる武器ということ。

　下の画像は強力な一撃を繰り出す火力職であるデスペラードがよく使う「魔明の豪双斧」のスキル説明です。スキルによるダメージリミット補正が大きいのが分かると思います。

　また、専用武器など一部の武器に固定ダメージリミット〇〇と書かれているものがあります。
　これは元々のダメージリミットや後述するリミットブレイク・リミットプラスなど他の一切の影響を受けず、書かれた通りのダメージが出せるよってことです。いったんは例外だと思っていて大丈夫かなと思います。

リミットブレイク

　防具・アクセ・ジョブアビリティの中に、「リミットブレイク」「リミットデストロイ」というスキルがあります。

これらのスキルは先ほどの9,999のダメージリミットを引き上げる効果があり、つけているものの中で最も効果の高いものだけが適用されます。例えばスキレ5のリミットデストロイが付いた装備(4次職防具下)を着けるとダメージリミットが129,999になりますが、リミットブレイクも同時に着けたからといってさらにダメージが伸びたりはしません。

　リミットデストロイの効果が適用されているときは、12万＋12万の60％(7万2千)＝192,000のダメージが増えているのが分かると思います。

リミットプラス

　先ほどは「リミットブレイク」のお話をしましたが、次は「リミットプラス」についてです。
　これらふたつは混同してしまいがちですが全く別物ですのできちんと区別して理解することをお勧めします。

　リミットプラスは基本的にどんどん積み上げていくもの。
　リミットブレイクの場合は最も効果が高いひとつだけが適用されましたが、リミットプラスはすべてを合計した値がそのままダメージリミットに上乗せされます。

　武器の必殺スキルや防具・アクセのスキルにリミットプラスが付いているので、できるだけ多くのリミットプラスを付与することが大ダメージを出すためには重要となってきます。

　リミットプラスの中にも種類があって「条件付きダメージリミット固定」と「条件付きダメージリミット固定プラス」というものが存在します。

　いま説明したようにリミットプラスは通常何個も何回も付与して積み上げていくものなのですが、「条件付きダメージリミット固定」はリミットブレイクのように複数効果を付与しても最も効果の大きいひとつだけが適用されます。
　現在のログレスではこちらが主流となっており、このスキルを持つ武器が「コスモ」や「オーディン」といった強いとされている武器になります。

　次の画像は天錘のコスモのスキル説明です。

　今までは頑張って頑張ってやっと＋200万や＋300万だったのがコスモを1回使うだけで＋700万とかになるのだからそりゃ強いでしょうよって話。もっともコスモの強いところは他にもあるのですが……

多段・連撃

　ここまではせいぜい数十万というダメージでしたが、いよいよウン千万、何百億というダメージになっていきます。その最たる原因がこの多段です。

　多段というのはつまり、スキルの回数(攻撃回数)を増やしてくれるものです。これは今までのダメージが乗算で増えるということなので、それはもう恐ろしいダメージが出せます。

　現在は多段とリミットプラスがひとつの武器にまとめられているので意識して多段を伸ばす、ということはあまりないのですが、高いダメージを出すためにはより多くの多段が必要になります。多段は多ければ多いほど良い。
　これはどのジョブも共通です。

　また、多段スキルにはいくつか種類があって「スキル回数＋〇回」「(必殺)攻撃スキル回数＋〇回」「スキル連撃〇回」というものがあります。

　スキル回数＋〇回は元々多段数が固定されているスキル以外のすべてのスキルが多段します。回復スキルやバフを多段させるには主にこの効果が必要です。
　攻撃スキル回数＋〇は名前のままですが、攻撃スキルのみ多段数が増えます。この効果では回復量やバフの量は増えないということですね。ダメージはちゃんと増えます。
　連撃も攻撃スキル回数＋〇とほぼ同じで、特定の種類のスキルのみ多段が増えます。違うのは、攻撃回数が固定されているスキルでも多段数が増えるということです。こちらは主にアサシン・剣姫が多段を伸ばすために必要となる効果で、霊刀によって攻撃回数を固定とされていても多段が伸びるよ、ということです。

　ダメージに上限(ダメージリミット)があったように多段にも上限が設定されています。通常、多段の上限は600です。

　一部の武器には段数リミットプラスという効果が付いているので、その効果を使えば600段を越えた多段攻撃をすることも可能です。

クリティカル

　クリティカルには私が知る中では大きく3種類あって、通常のクリティカル・オーバークリティカル(通称オバクリ、青クリ)・ブラッククリティカル(通称ブラクリ、黒クリ)と分けられます。
　このうち通常のクリティカルはただ威力が上がるだけのもので、現在はオーバークリティカルかブラッククリティカルを出すのが前提となっているので特には触れません。よくわかってなくてもあんまり困らないと思います。

　それではまずオーバークリティカルについて。
　ダメージが青く表示されることから青クリと呼んだりもします。私だけかもしれませんが。
　青クリを出すことの最大の利点はダメージリミットが上がることです。見た方が早いと思うので比較画像を。

　ちなみにひとつめの画像が通常のクリティカルです。青クリになるとダメージが上がっているのが分かると思います。これはリミットブレイクやリミットプラスによるものではなく、青クリによるものです。

　通常、青クリになるとダメージリミットが1.25倍になります(60,798×1.25=75,997.5)。リミットプラスやリミットブレイクは足し算でしたが、これは多段と同じく掛け算。ダメージリミットが高ければ高いほど青クリによる恩恵は大きくなります。

　また、青クリによるダメージリミットの上昇倍率はジョブアビリティによっても変わってきます。例えばリーフなら1.45倍です。
　4次職の強さは専用武器があることもそうですが、こういった根本的な部分にもあるのです。

　青クリを出すために必要な要素は2つで、
①オーバークリティカルの解放
②十分なクリティカル値
　です。

　①は、武器のスキルや防具アクセのスキルに付いていることもありますが、基本はキャラアビリティを取得してクリアします。ブレイカーのレベル30か、魔導剣士のレベル30で取得できます。
　古代等の魔法攻撃は別途で「マジッククリティカル解放」というキャラアビリティも取得する必要があります。これはウォーロックのレベル10で取得できます。

　②は、ダメージリミットなどによっても変わってくるみたいなので自分で試してみる必要があります。私の経験上最低限4,000くらいは必要で、6,000を超えていれば大抵のジョブで全ての攻撃がオーバークリティカルになります。だいたいこのあたりのラインから試してみると必要なクリティカル値が分かるまでが早く済むと思います。

　では、つぎにブラッククリティカルについて。これも私だけかもしれませんが、ダメージが黒く表示されるので黒クリと呼んだりもします。
　黒クリは少し特殊なクリティカルで、多段攻撃が一撃に集約され1hitになるという性質があります。

　3hitが1hitになっていることと、ダメージ自体は変わっていないことが分かると思います(どちらもLimitと出ているのでダメージリミットいっぱいまでダメージが出ています)。
　ですので、基本的には黒クリに集約しようとしまいとダメージは変わらないことになります。

　そして、ブラッククリティカルにはダメージリミットとは別にブラッククリティカルリミット(黒クリ上限)があります。
　ダメージリミットが黒クリ上限を超えている場合、ダメージが黒クリ上限の値で止まってしまうというものになります。初期値(何もしていない通常の状態)は99億9,999万9,999です。

　ダメージリミットと多段数的には108億のダメージが出せるのに99億9,999万9,999で止まっていますね。

　黒クリ上限はダメージリミットとは別に最大でここまで、と上限を設けていることになります。ダメージリミットと同様にスキルによってこの上限を伸ばすことができるので、より高いダメージを出すためにはダメージリミットと同時に黒クリ上限も伸ばしていく必要があります。

　以下の画像のようなイメージを持ってもらえると良いかと思います。

　私はよく黒クリ上限をコップ、ダメージリミットと多段を水に例えるのですが、視覚的に表すとだいたいこんな感じです。図のクオリティには触れてはいけません。

　最後に、黒クリを出す方法ですが、これは簡単でデスペラードもしくはリベリオンでゲージを発動すればおっけーです。逆に言うと、この2つの職以外で黒クリを出すのはほぼ不可能ということになります。

　黒クリの強化をする効果は覇双・轟器・覇剣・アーティファクトについていることがあります。
　これまた色々あって話し始めると長くなってしまいますので、詳しくはジョブ紹介にでも譲ることにします。

バフ

　今まではすべてダメージリミットについてのお話でした。上限いっぱいまで届けばどれくらいのダメージが出せるのかということは分かっていただけたと思うので、ここからはどうやって上限に届かせるのかということをお話ししていきます。

　そもそもバフとは、味方にとってメリットとなる補助効果の総称です。なので獄などの防御効果もバフに含まれますが、火力を出すために必要なステータスアップ・スキル威力アップのことを指してこの言葉が使われることが多い印象です。

　コスモなどについている物攻・魔攻アップや属性値アップがステータスに対するバフです。
　これらを使うことで元々のステータスを何倍かにした状態で戦うことができ、途方もないダメージリミットにもダメージが届くわけです。武器によってはクリティカルを上げるものがあったりと、さまざまなステータスに対応するものがあります。
　シックスセンスを使ってこのバフをかけることもあります。

　スキル威力アップは主に防具・アクセについています。ヴァルキリーが全体に付与することも可能です。
　これも高いダメージを出すためのバフですが、先ほどのステータスのバフとの違いは(おそらく)上限がないことです。
　ステータスはルシェメル大陸だとだいたい4倍強までしか上昇しないので、ある一定のところでダメージ上昇も止まりますが、スキル威力アップを付与すればそこからさらにダメージを上げることができるといった感じです。

　ダメージリミットに届かないというときには火力upのためのバフを何かかけられないかと考えてみると良いかと思います。

ステータス

　最後に、ステータスについてです。正直なところステータスは「高ければ高いほどいい」これに尽きるのですが、優先すべきものや最低限これくらいはあった方がいいというライン・バランスなどがあるのでこれらのお話をしていきます。

　ただし、ステータスについては諸説ある部分も多いので100人に聞いたら85人くらいは間違ってはいないよね、と答えてくれそうな部分の解説にとどめます。
　火力職を極めようという方は、ここで知った内容を頭に置きつつご自分で試行錯誤をしてベストなステータスのバランスや必要な値を調べてみてください。こういった試行錯誤もこのゲームの楽しさだと私は思います。

　私はステータスで最も重視するべきはHPだと思っています。HPは攻撃を耐えるために最も重要なステータスで、あまりに低いと戦闘中のほとんどの時間で倒れていることになってしまいます。

　倒れている間はバフをすることも攻撃をすることもできず、火力0の状態です。ですので、周りはぜんぜんへっちゃらなのに自分だけよく倒れるという状況はパーティの足を引っ張っていると言わざるを得ません。
　それならば多少ダメージが低くても攻撃していてくれる方が助かります。

　なのでステータス作りはHPを確保することから始めます。
　初心者で装備がまだまだ集められていない人で2万、中級者以上なら3万を確保したいところ。その他の火力に関わるステータスはHPを確保してから考えます。
　余談ですが、ヴァルキリーの場合はクエストにもよりますが最低4万は確保したくて、できれば6～7万ほど確保できるようにしておくと良いと思います。

　あまりステータスが高くないのですが、私の基本のステータスはこんな感じになります。どちらも計ったようにHPが約3万になっているかと思います。
　最初にHPを3万ほど確保してから他のステータスを上げているからこうなっています。どちらも光装備。

　HPを確保したら次に物魔攻・属性値を上げます。これら2つはバランスよく上げていくのが良いのですが、ひとつのラインとしてまずは物魔攻8万・属性値3万を目指すと良いかと思います。
　これを軽々クリアできるようになったら物魔攻9万・属性値4万前後で作ってみて、少しずつ変えながら最も火力の出るバランスを探すと良いと思います。

　光・闇の場合は余裕があれば反対属性(光装備なら闇、闇装備なら光)を多少上げられると耐久力が向上する場合もあるので覚えておくと良いかもしれません。
　私は余裕があれば1～2万ほどは確保しておくようにしています。意味のない場面がほとんどだとは思いますが、念のため。

　最後にクリティカルの調整をします。コンボに行ってみて、すべての攻撃がオーバークリティカルになるようにします。ここでクリティカルが足りなければアクセを変えたり、物魔攻・属性値を少し下げてでもクリティカルを確保します。
　青クリが出るだけでスキル威力がかなり上がるのでステータスが下がっても結果的に火力が上がることが多いです。リミットも上がってお得ですね。

　ダメージの仕組み、つまり火力を出すために必要な情報はこんなものでしょうか。細かいこと、というか主に専用武器周りでは他にも色々とあるのですが、これらを知っていれば8割方問題ないと思って書きました。
　そのうち各ジョブごとに詳しい説明を書こうかな～とも思っているのでより詳しい話はその時にしましょうか。

　それでは今回はこのあたりで。読んでくださってありがとうございました。またお会いしましょう。