トリトン【解説＆考察】

　8月の月初ガチャはトリトンシリーズの実装でした。
　覇剣・霊刀・滅剣がラインナップしており、珍しく古代だけが除け者に。

　確かにほぼ同じ性能で古代機が出たら強すぎる気がしなくもないので、妥当なところなのでしょうか。
　それにしても今年に入って新古代機が虎・コラボ・白薔薇と3種しかないというのは少々かわいそうな気も。

　滅剣や神槍・神剣の頻度と並びかけているような。こちらにはリーフを強くし過ぎるとゲーム性が崩れるだとか、サポートジョブはほぼ完成されていて新たな武器を出す余地が少ないだとかの事情もありそうですけれど。

　それでは各武器種のスキル内容をまとめた上で、仕様の説明と構成や使いかたの考察をおこなっていきます。

覇剣 トリトン

　専用スキルは他の覇剣と共通のスキルで目新しいものはないので割愛。
　必殺スキルから見ていきます。

• 自身のHP全回復
• 自身の最大HPを極up
• 覚醒スキルを使用可に
• 覇双の必殺攻撃スキル効果＋15
• 黒クリリミット＋15億
• 自身のリロードを大幅に短縮

　HPアップ・回復とリロード短縮が付いているのがソロだと嬉しいですね。
　攻撃回数＋15もなかなか魅力的で、セレス馬と使っても、バルドル系と使っても火力アップに貢献してくれます。

　加えて、黒クリリミット＋15億も地味に嬉しいです。アインズや悪魔ほむら、バルドルなんかと一緒に使う時に重宝する効果ですね。

　では次に覚醒スキル。

• 使用回数6～10回(必殺スキルのスキルレベルに応じて増加)
• 先頭の武器属性に応じて属性が変化
• スキル中黒クリ解放
• 黒クリ最大1回
• ダメージリミット＋4,000％
• スキル中のみ覚醒攻撃スキル回数＋15
• スキル中はダメージ上限を500億にする

　覚醒スキルは最低6回、最大で10回とかなり多めに思えますが案外使い切ってしまえます。後述のEXスキルの影響ですね。

　覚醒スキル自体の火力はセレスの覚醒とほぼ同等で、馬を使っていれば500億×2の1,000億が出せます。

　そして、最大の特徴のEXスキルです。

• トリトン覚醒スキルを1回以上使用すると発動するようになる
• トリトン以外の覇剣覚醒スキル使用時に発動
• トリトン覚醒スキルの使用回数を－1
• 覇剣覚醒スキル属性に応じたマナを＋1
• スキル中覇剣覚醒攻撃スキル回数＋15
• 与えたダメージ(追撃除く)の50％の物理追撃固定ダメージ(最大749億)

　なんだかややこしいですが、トリトン以外の覇剣覚醒スキルを使ったときに火力がだいたい1.5倍(アストレアなら1.25倍)になるという効果です。

　色々と縛りや仕様があるのですけれど、細かい話は後半でしたいと思います。

霊刀 トリトン

　霊刀の専用スキルはいつもの回避＋500だとかのやつなので割愛。
　必殺スキルの内容からいていきましょう。

• 自身のHP全回復
• 自身のHPを極up
• 覚醒スキルを使用可に
• 羅刹の必殺攻撃スキル連撃＋40
• 羅刹の必殺攻撃スキル段数リミット＋10
• 自身のリロードを大幅に短縮

　HPアップ・回復はソロのときに便利だったりしそうですね。
　リロード短縮が付くのも便利。ソロや、ヴァルなしで戦う時などに重宝します。

　連撃と段数リミットが増えるのも嬉しい効果。火力の底上げになり、何の武器と組ませてもそれなりに活躍してくれそう。

　次に、覚醒スキルを。

• 使用回数6～10回(必殺スキルのスキルレベルに応じて増加)
• 先頭の武器属性に応じて属性が変化
• ダメージリミット＋1,500％
• スキル中のみスキル威力＋300％
• スキル中のみ覚醒スキル連撃＋100
• スキル中はダメージ上限を約1.3億にする

　覚醒スキルの中では回数が多い方ではありますが、長期戦を戦えるほどではないですね。
　短めのEXやHARD、時限や野良(ソロ)周回であれば十分かと思います。

　覚醒スキル自体の火力も結構出るのでなかなか使いやすい。
　ただ、無暗に連発しているとすぐに使い切ってしまうのでペースは考えた方が良さそうです。

　最後にEXスキルです。

• トリトン覚醒スキルを1回以上使用すると発動するようになる
• トリトン以外の霊刀覚醒スキル使用時に発動
• トリトン覚醒スキルの使用回数を－1
• 霊刀覚醒スキル属性に応じたマナを＋1
• スキル中霊刀覚醒攻撃スキル連撃＋40
• 与えたダメージ(追撃除く)の50％の物理追撃固定ダメージ(最大約30億×20)

　こちらも色々と書いてありますが、簡単に言うとトリトン以外の霊刀覚醒スキルの火力が約1.5倍(アストレアでは約1.25倍)になるといった感じ。

　詳しくは後述します。

滅剣 トリトン

　ここ1年ほどの流れなら古代機が来るところだけれど今回は予想を裏切って滅剣です。
　リーフは武器が少なくていつも除け者だったので少しうれしいですね。

　反対に、今回は古代が除け者になってしまったのは少し悲しい。サポ武器はもう諦めています。
　専用スキルは他の滅剣と同じ内容のものなので、必殺スキルから見ていきましょう。

• 自身のHP全回復
• 自身のHPを極up
• 覚醒スキルを使用可にする
• 魔剣の必殺攻撃スキル効果＋15
• 魔剣必殺・覚醒スキル使用時、武器属性の物理追撃固定ダメージ約10億(敵の数によって回数が増加)
• 自身のリロードを大幅に短縮

　HPの回復・アップは嬉しい効果ですね。効果量によってはゲヘナを持っても良いかもしれない。本音を言えば虎やイルカのようにHP減少無効が欲しかったけれど、さすがに欲張り過ぎだろうか。

　多段＋15と追撃も有難い効果ですね。火力を底上げしてくれます。
　追撃に関しては敵1体につき約10億みたいです。

　次に覚醒スキル。

• 使用回数6～10回(必殺スキルのスキルレベルに応じて増加)
• 先頭の武器属性に応じて属性が変化
• 敵全体に攻撃
• ダメージリミット＋2,000％
• スキル中のみスキル威力＋500％
• スキル中はダメージ上限を約3億にする

　使用回数は多めの6～10回。多く感じるかもしれないけれど、無計画に使っていると意外とすぐになくなります。
　ただ、十分にEX等でも使えるレベル。タイミングを見極めて有効に使いたいですね。

　覚醒スキル自体の火力はそれなりで、スキレ高めのゲヘナや、スキレそこそこのヴァルハラくらいの火力です。弱いってことはないくらいですね。

　そして、EXスキル。

• トリトン覚醒スキルを1回以上使用すると発動するようになる
• トリトン以外の滅剣覚醒スキル使用時に発動
• トリトン覚醒スキルの使用回数を－1
• 滅剣覚醒スキル属性に応じたマナを＋1
• スキル中滅剣覚醒攻撃スキル回数＋15
• 与えたダメージ(追撃除く)の50％の物理追撃固定ダメージ(最大299億)

　これも端的に言うとトリトン以外の滅剣覚醒スキルの火力が約1.5倍(アストレアなら約1.25倍)になります。

　詳しくはこの下にまとめてあります。

仕様・特徴解説

　EXスキル付きの専用武器は初なこともあって、どういう効果なのか、どうやって発動するのかなどいまひとつ把握できていないひとも少なくない印象です。

　ここではEXスキルを中心に、トリトンの特徴や仕様についてまとめていきます。

①必殺スキルの特徴

　トリトンの必殺スキルはどれも補助スキルになっています。そのためコラボ武器の効果回数を消費しない反面、バリアを攻撃したりはできません。一長一短ですね。

　また、この武器は水属性の武器なのでゴッデスゾーン展開中であれば水マナが貯まります。ソロでセレスを使う時に便利。

　そして、必殺スキルのスキルレベルに応じて、覚醒スキルの使用回数が最大10回まで増加します。
　スキレ1だと6回、スキレ2で7回……スキレ5で10回といった具合。

②覚醒スキル

　覚醒スキルの火力はセレスティアの覚醒と同等になっています。属性ごとの追加効果が無くなっている分、多少見劣りするかなといったところ。
　覇剣のみセレスティアの覚醒よりもリミットに届きやすくなっています。

　それから、先頭の武器に合わせて属性が変化するようになっていて、6属性どの属性としても使うことができます。このおかげで高火力を出していけるし、アストレアでも活躍してくれます。

③EXスキル

　EXスキルはもともと武器を装備しているだけで常時発動しているものだけれど、トリトンのEXスキルは発動するための条件が設けられています。
　その条件がトリトンの覚醒スキルを使うこと。トリトン覚醒がEXスキルのスイッチになっているのですね。

　ですので、トリトンの覚醒スキルを使い始めるまではセレスやお猿の覚醒スキルを使ってもEXスキルによる追撃は発生せず、トリトンの覚醒スキル回数も減少しません。

　1度トリトンの覚醒スキルを使うとその後はずっとトリトン以外の覚醒スキルを使うとトリトンの覚醒スキル回数も1回減り、追撃を除いたダメージの半分の追撃が発生します。

　例えば、マナ5種・馬ありで覇剣セレスの覚醒を使うと500億×2段のブラッククリティカルに、マナ4効果の追撃約100億と、トリトンEXスキルの追撃約500億×1がついて合計約1,600億ダメージになり、ここにさらに属性ごとの追加効果が上乗せされます。

　このEXスキルの効果は消滅の波動やディスペルで消えないので、覚醒スキルの使用回数が残っている限り発動できます。

　また、トリトンのEXスキルには多段や連撃もついており、追撃以外でもより火力が出るようになります。
　加えて、覚醒スキル属性(戦闘武器の属性)のマナが1貯まる効果もついています。セレスティアと一緒に使っていれば光以外の属性でも差し引きマナ－1で使え、光なら差し引きマナ±0で使えます。

　注意点としては、あくまでEXスキルが発動するのは専用武器(覇剣・霊刀・滅剣)の覚醒スキルを使ったときであって、魔王の収束発射や全弾発射など、魔神器の覚醒スキルを使ったときには発動しないという点が挙げられます。

考察・構成例

　ここからはどのような武器との相性が良いか、どのようなクエストで活躍するかを考えていきたいと思います。

　まず、このトリトンの主な性質は「覚醒スキルの火力を約1.5倍にする」ことですので、覚醒スキルが強力な専用武器と組み合わせてあげると威力を発揮しますね。

　例えばセレス、イルカ、虎、お猿などでしょうか。これらはどれも高火力の覚醒スキルを持っているので、トリトンとの相性が良いでしょう。

　次に、亜流の使いかたとして「高火力の覚醒スキルがある武器として使う」というのも考えられます。
　これはどういうことかというと、覇双や羅刹、魔剣の代わりにトリトンを持つということです。

　スキレ3でも8回まで覚醒スキルを使えるので、デスぺとリーフなら短期～中期戦までは十分に対応できると思います。
　アサシン・剣姫は手数をかけるジョブですのでこの使いかたは他2職と比べるとあまり向いてませんが、不可能ということはないでしょう。

　その他、オバロコラボ・悪魔ほむらと組み合わせて短期決戦をしても強いでしょうし、セレス/イルカ/トリトン/アナコス/アイドルのような感じで消滅を受けつつソロで戦える構成をしても強いでしょう。
　案外、発想次第で幅広く使えそうな武器です。

　以下に構成例を示します。組み合わせの参考にしてみてください。

①短期戦型
　トリトン/コラボ/イルカ/アイドル/バアル(魔王)
　トリトン/バルドル/虎/アナコス/パラソル

　時限やHARD手前の常設クエストで使えそうな構成です。

②中期戦型
　トリトン/セレス/鳴神/コスモ/魔王
　トリトン/セレス/馬/アナコス/バアル
　トリトン/セレス/アナコス/ヴァルハラ/魔王

　常設のHARDや時限で使えそうな構成です。短めのEXでも使える可能性は無きにしも非ず。
　リーフだけはアナコスをオーディンやコスモに変えれば普通にEXで戦えそうな雰囲気もあります。

③アストレア型
　トリトン/お猿/鳴神/セレス(ダイヤ)/コスモ
　トリトン/お猿/セレス/馬(ダイヤ)/コスモ
　トリトン/クロノス/バルドル/コスモ/ミド

　アストレアのデイリーや何やで使えそうな構成。
　括弧書きの部分は手数やスピードを重視するか、一発の火力を重視するかで選ぶと良いと思います。

　ちなみに、コラボ武器があれば

　トリトン/アインズ/お猿/アラスト/ダイヤ
　トリトン/シャルティア/お猿/イザナミ/獄

　みたいな感じで戦っても良さそうです。アサシン・剣姫はモーション速度的にシャルティア/鳴神/ダイヤとどちらが強いか微妙なところではありそう。

④代用型
　トリトン/馬・アジ(鳴神・将門)/龍・ルシ/コスモ/魔王

　馬やアジ、鳴神、将門はあるけどセレスが無いといった場合に覚醒スキルで1,000億を出せる武器として使うパターン。時限や常設クエストくらいなら龍でも問題なく活躍できそうです。
　アサシン・剣姫はスキルの回転が速くすぐに覚醒を使い切ってしまうため、デスぺと比べるとこの使いかたには不向き。

　アインズやシャルティアはあるけどセレスはない、というひとはトリトンを引いて短期戦と中期戦とで使い分けても良いかもしれません。
　ただ、やはり龍やルシの枠はセレスにした方が断然強いので、あくまでこの使いかたをするために引くというよりは、引いたけどセレス持ってないやという場合にこの使いかたをすると良いでしょう。

　余談ですが、覚醒スキルを中心に戦うことを推奨する武器すら登場してしまい、いよいよ覚醒スキル欄がごちゃごちゃしてきましたね。
　3つじゃ足りないと思っている人もいそうです。画像の構成ならバルドルの代わりにセレスを入れるとどれかひとつの覚醒スキルは諦めなくてはいけなくなりますね。

　相対的に全弾に求められているのが「素早く高火力を出すこと」である傾向が加速している気がします。時間をかけて高火力を出すのであれば、専用武器をたくさん持って覚醒スキルで戦えばいいわけですから。

　今回はここまでです。最後までお読みくださりありがとうございました。
　ご意見・ご感想・ご質問等がございましたらコメントを願いします。またお会いしましょう(*’▽’)